みんなの心がひとつになる場所をつくりたい――。
ウォルトの「想い」は、ディズニーの「夢」です。
そんなディズニーから、ゲストの「想い」、キャストの「想い」、そしてディズニーの「想い」
この3つが交わったとき「言葉にできない感動」が生まれるのです。
ディズニーでは感動するエピソードがたくさんあります。
いくつか紹介したいと思います。
【感動!】ディズニーの素敵なエピソード4選
母の形見の指輪
東京ディズニーランド スプラッシュマウンテンで、母の形見の指輪をなくしたゲストがいたそうです。
水の中に落ちた指輪の発見は無理だと思っていましたが、
念のためキャストに相談。
相談した時はキャストさんも困惑です。
「一応連絡先を教えてください。」
と言われ、連絡先を教えました。
しばらく連絡はなかったのですが・・・
突然電話がかってきたんだそうです。
「指輪を見つけました。」
その瞬間胸が熱くなったそうです。
「どうやって見つけたんですか?」と聞くと「ここは魔法の国です」と返ってきました。
大事な母の形見が見つかったその方は大変大喜びし、ディズニーを大好きになったそうです。
うわさではこの1つの指輪を探すのに、30人のダイバーが潜ったんだそうです。
ゲストの「想い」は感動へと繋がりました。
311大震災
2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こした大震災。
ディズニーの対応は、迅速かつ柔軟でした。
まず来園者を指定の避難所に誘導しました。
ディズニーは5万人が3日間避難していても困らない非常食を備蓄しているため、避難中のゲストに提供しました。
・防寒具の配布
・お土産の提供
・非常食のひじきご飯
避難所では、キャストがそれぞれの判断でゲストのケアをしたそうです。
あるキャストは、売り物のダッフィーのぬいぐるみをゲストに配りました。寒さを和らげると同時に、防災頭巾の代わりにしてもらうためです。
別のキャストは、寒さしのぎのための段ボールを配りました。
段ボールは夢の国に似つかわしくないため、普段はゲストに見せてはいけないことになっています。
しかし、非常時にそんなことは言っていられないですし、災害時には非常に役に立つに立つことをキャストは知っていました。
電車 京葉線が動き始めたのは、翌日の3月12日。
パークで一夜を過ごしたゲストたちは、心身ともに疲れた様子で帰っていきました。
約1カ月後の4月15日、パークは営業を再開しました。
ある方が会社を休んで開園の列に並ぶと、テレビの報道クルーが来ていて、大勢の人が並んでいる様子を取材していたそうです。
テレビのインタビューを受けた人の中に、3.11の夜をパークで過ごしたゲストが実際にいました。
「たいへんな目にあった場所に、なぜまた戻ってこようと思ったのですか?」
記者にそう問われたゲストは、次のように答えていました。
「どうしても、ありがとうって伝えたくて」
サービス提供者にとって、これほどうれしい言葉はないでしょう。
震災があったあの日、パークにいたキャストたちも被災者なはずです。
一刻も早く家に帰りたい、家族の顔を見たいと思っていたはずですが、それでもキャストたちは顧客の安全と安心のためにベストを尽くした。
その苦労も、「ありがとう」の一言を聞くことで報われたはずです。
すべてはゲストの幸せのため。
みんなの心がひとつになる場所は決して何があっても崩れません。
お子様ランチ
ある日、ディズニーランドを訪れた若いご夫婦がいたそうです。
ディズニーのレストランに入るとご夫婦は子供がいないのに”お子様ランチ”を注文しました。
ディズニーランドでは、お子様ランチは9歳以下のお子様限定と決まっているため、不思議に思ったキャストの方が訪ねてみました。
「失礼ですが、お子様ランチは誰が食べられるのですか?」
奥さんはこう答えました。
「亡くなった子供のために注文したくて」
しばらくするとキャストの方は
「ご家族の皆さま、どうぞこちらの方に」
と、四人席の家族テーブルに夫婦を移動させ、子供用の椅子も用意しました。
そして
「子供さんは、こちらに」
と、亡くなった子供が生きているかのように小さな椅子に導く動作をしたそうです。
しばらくして、三人分のお子様ランチが運ばれてきたそうです。
夫婦は不思議に思い
「そこまで頼んでいませんが?」
「こちらはサービスとなります。どうぞごゆっくりお食事をお楽しみください。」
ご夫婦は涙を流しながらお食事を食べたそうです。
ディズニーに心も救われたご夫婦でした。
感動のサイン帳から生まれた1通の手紙
ある日、ディズニーランドのインフォメーションにお父さんが困った様子でやってきました。
アニーというキャストが、
「いかがいたしましたか?」
と対応しました。そのお父さんは、
「実は今日、子供と一緒に来ました。子供がミッキーやミニーのサインをしてもらったサイン帳をあと少しでサイン帳が全部埋まるっていうところで失くしてしまったんです。こちらに届いていませんか?」
と話しました。
残念ながらインフォメーションにはサイン帳は届けられていませんでした。キャストは手分けをして失くしたと思われる辺りをくまなく捜索しましたが、サイン帳は出てきません。
そこで、このキャストは
どんなキャラクターのサインがあったのか、どんな色のサイン帳だったのかなど、その特徴を詳しく聞いた後ゲストの滞在期間を聞きました。
その家族は2泊3日で来ていたので、
「2日後、お帰りになる前にもう1度こちらにお寄りいただけますか。それまでにはきっと見つかりますよ!」
と言いました。この時点であるアイディアが彼女にはあったのです。
そのキャストはそれからもいろんな部署に電話をかけて聞いてみたり、自分の足で駐車場や心当たりのある場所に探しに行きますがやっぱりサイン帳は出てきません。
見つからないのならと、彼女はそのサイン帳と同じサイン帳を自分で買ってきました。そして自分の足で歩いてキャラクターのサインを全部書いてもらい、ゲストが帰られる日を迎えました。
再びインフォメーションにお父さんがやってきました。お父さんは半ば諦めたように聞きました。
「どうでしたか?サイン帳は見つかりましたか?」
キャストは、
「申し訳ありません。サイン帳は見つかりませんでした。でも、このサイン帳をお持ち帰りください。」
と、失くしてしまったサイン帳とそっくりなものを手渡しました。お父さんがビックリして中を見ると、キャラクターのサインが全部書いてありました。お父さんはもちろん大喜びして息子さんに持って帰ったそうです。
1ヶ月後、そのお父さんからディズニーランドのそのキャスト宛に1通の手紙と写真が届きます。
「先日はサイン帳の件、ありがとうございました。実は連れて来ていた息子は不治の病を患っておりまして、いつ死んでしまうかわからない……そんな状態の時でした。息子は物心ついたときからテレビを観ては
『パパ、ディズニーランドに連れて行ってね!』
『いつかディズニーランドに行こうね』
と、毎日のように言っていました。
もしかしたら約束を果たせないかもしれない……。
そう考えて、命があと数日で終わってしまうかもしれないというときに無理を承知でディズニーランドに連れて行きました。
しかし、何ということか……その大切なサイン帳を失くしてしまったのです。
あのご用意いただいたサイン帳を息子に渡すと『パパ、あったんだね!パパありがとう!ありがとう!』と言って大喜びしました。
そう言いながら息子は手帳をいただいてから1週間後に静かに息を引き取りました。
亡くなる直前まで息子はそのサイン帳をながめては、
『パパ、ディズニーランド楽しかったね! ありがとう! また、行こうね!』
そう言いながらサイン帳を胸に抱え、永遠の眠りについたのです。
もし、あなたがあの時あのサイン帳を用意してくださらなかったら、息子はこんなにも安らかな眠りにはつけなかったかもしれない……。
私は、息子は『ディズニーランドの星』になったと思っています。
あなたのおかげです。本当にありがとうございました。」
手紙を受け取ったキャストは、大変泣いたそうです。
あとときこうして動いてよかったと思い、今もそのことを忘れずに働いているそうです。
ディズニーの素敵なエピソード まとめ
みんなの心がひとつになる場所をつくりたい――。
ウォルトの「想い」は、キャストの皆さんに届いていますね^^
ディズニー行くと、知らない人に手を振ったりできるのは
「ディズニーにいると心が一つ」
になっているからではないでしょうか?
私は行くたびに積極的に手を振っていますよ^^
知らない人でも、手を振ることで手を振り返してくれる
その素敵な「想い」があるからディズニーが大好きなのです。
これからも娘たちにもその「想い」を伝えたいと思います。
どもディズニー大好きベーリラです。 この記事では『ディズニーアートコレクション展』について紹介します。 シンプルにいうと 有名な画家さんたちが描いたディズニーのアート作品の展覧会 […]