ども最近はコロナのせいで、車中泊旅行に行けずにしょんぼりしているベーリラです。
ハイエース「リラクベース」という車に乗ってバンライフ生活を送っています。
私のハイエースはディーゼルの4型後期となります。
ディーゼル車は尿素水(AdBlue®:アドブルー®)を補充する必要があります。
この記事では自分で補充する方法を紹介したいと思います。
ハイエース:AdBlue®(アドブルー®)について
ハイエース ディーゼルにAdBluedeを入れてクリーンになる仕組みについて
尿素水(AdBlue®:アドブルー®)の補充方法の前に
ハイエースのクリーンディーゼルが排気ガスを綺麗にしている仕組みを説明したいと思います。
ディーゼル車での排気ガス中の有害物質は「NOx」と「PM」という成分があります。
「NOx・PM法」という法律により厳しい規制があります。
・「NOx」とは・・・NO・NO2・N2O…などの窒素酸化物の総称です。
・「PM」とは・・・大気汚染の元となる粒子状の物質の事を呼びます。
「PM」について
「PM」を除去するためには粒子状の物質なので、
ハイエースではマフラーにフィルターを装着する事で除去しています。
フィルターで除去すると徐々にフィルター内にPM粒子が蓄積されていき、
放置しておくと溜まっていき排気ガスを排気できない状況になります。
そこ対策として、ハイエースは「DPR」というシステムがあり、
蓄積されたPM粒子が一定量たまるとエンジン制御でフィルター内の温度を上昇させ、PMを燃焼させて除去するシステムがあります。
「NOx」について
「NOx」を除去するために使用するのが「尿素水(AdBlue®:アドブルー®)」となります。
NOxはアンモニア(NH3)と化学反応する事で無害の「水」と「チッソ」に分解されます。
NH3 + NOx = H2O + N2
ハイエースには「尿素CRSシステム」装置があり
尿素水をNH3に分解してNOxと化学反応させることにより、NOxを低減しています。
尿素水:AdBlue®(アドブルー®)とは
アドブルーはアンモニアです。
人間の尿と同じ成分が入っています。
ハイエースで走行し続けると尿素水は消費します。
排気ガスにアンモニアを吹きかけるシステムで走行しているため、
走行すればそれだけ尿素水を消費し続ける形となります。
アンモニア(NH3)は毒性が強く、常温では可燃性の気体となります。
刺激臭もあるため、一般的には扱われません。
日常的に補充しやすくアンモニアに分解しやすいのが「尿素水」となります。
尿素水を補充して、アンモニアに分解して、NOxと化学反応させる。
という流れとなります。
「高品位尿素水」 AdBlue®(アドブルー®)と言います。
低公害技術である尿素SCR技術を広める為には、安定した品質と供給というインフラ整備が必要となります。
世界基準で統一しよう、という事でドイツ自動車工業会(VDA)が世界規模で一括管理を行っております。
AdBlue®:アドブルー®は常温で保存でき、無色・無臭の液体です。
開封後は長期間の保存できません。未開封の物を保存する場合は直射日光の当たらない風通しの良い所に保管して下さい。
危険物・毒劇物の指定も無く、特別な資格は必要ありませんが、
ボディーに付くとサビが生じたり、目に入ると危険ですので扱いには注意が必要です。
(金属製容器での保存は厳禁です)
※AdBlue®(アドブルー®)はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標です。
AdBlue®(アドブルー®)の開封後保存期間
温度が低いほど品質は維持できるそうですが目安としては下記です。
自分で使用する場合は、使いきる形でやったほうがよろしいかと思います。
ハイエースにAdBlue®(アドブルー®)を補充する目安
AdBlue®(アドブルー®)の消費と補充頻度
ハイエースでは 1,000km で1L消費します。
タンク容量は 約7Lですので、 7,000キロ走行可能です。
走行可能距離2,000km になると警告音&メーター表示されます。
以上を踏まえた上補充方法を説明します。
ボディーに付くとサビが生じたり、目に入ると危険ですので扱いには注意が必要です。
【ハイエース】AdBlueを自分で補充する方法
AdBlue®(アドブルー®)はネットで購入可能
AdBlue®(アドブルー®)はネットで購入可能です。
私はこちらを購入しています。
【未開封の保存目安】
※直射日光が当たらない涼しいところに保存をお勧めします。
温度目安 | 保存期間 |
25℃以下 | 36か月(3年) |
30℃以下 | 18か月(1.5年) |
35℃以下 | 12か月(1年) |
36℃以上 | 6か月(0.5年) |
ハイエースにAdBlue®(アドブルー®)を補充する前に
ハイエース補充する前に、極力皮膚には触れないよう
こういったゴム手袋を用意しましょう。
ハイエースにAdBlue®(アドブルー®)を補充方法
ではハイエースにAdBlue®(アドブルー®)を補充方法していきます。
ハイエースのボンネットを開ける
運転席の右下にあるボンネットを引っ張ります。
ボンネットを開けたら、ストッパー棒で固定します。
ハイエースAdBlue®(アドブルー®)の補充
黄色枠部がAdBlue®(アドブルー®)のタンク入口となります。
また、念のためタオルを引っ掛けておきましょう。
キャップ蓋をあけて、入れていきます。
※どこまで入っているのかわからないので、慎重に入れましょう。
アドブルーの警告が出ていれば、5L分消費していると思いますので使い切れると思います。
AdBlue®(アドブルー®)使い切ったらおしまいです。
【ハイエース】AdBlue®(アドブルー®)を自分で補充する方法 まとめ
ハイエースにAdBlue®(アドブルー®)を入れること自体は
簡単だったと思います。
私は、ガソリンスタンドとかに行くのが面倒ですので自分で補充しています。
ただ、AdBlue®(アドブルー®)には取扱い注意事項もありますので自己責任でお願いいたします。
どもリラクベースというハイエースでバンライフ人生を送っているアナキンです。 ハイエース乗ってるんだけどおすすめのグッズあるかなぁ?って方にお勧めの記事となります。 ハイエースに乗っているといろいろ不便な点があり、よくしたいと思[…]
フォースと共にあらん事を。